マイスホールディングス株式会社(マイスHD)は、複数の中小企業を買収・再生する手法で急拡大してきた企業ですが、2025年に入って重大なM&Aトラブルが発覚しました。買収先である「トミス建設」から不正に資金を引き出した疑惑をかけられ、元経営陣から損害賠償請求を受ける事態となっています。
■ 事件の概要
- 対象企業:トミス建設(神奈川県の建設業者)
- 買収時期:2023年12月
- 問題発覚:2024年4月以降、資金1,000万円超がマイスHD関連会社に送金
- 提訴時期:2025年7月、東京地裁に損害賠償請求訴訟
■ 原告(元社長)の主張
元社長は「正当な取締役会決議や契約がない中で資金が不正送金された」と主張。買収後わずか数ヶ月で、同社の経営が傾いた背景には、資金の流出と経営支配の強引さがあるとしています。
■ マイスHDの反論
マイスHDの森高史代表は、「業務委託契約に基づく正当な支払い」であり、不正送金ではないと全面的に反論。法的対応も視野に入れ、争う姿勢を示しています。
■ M&A仲介業者との関係も問題視
今回のM&Aは、当初「M&A総合研究所」が仲介していたとされていますが、契約直前で外され、買い手と直接契約に変更された経緯も。これにより、買収先企業のリスク管理が十分に行われなかった可能性が指摘されています。
■ 今後の影響と注目点
- 中小企業のM&Aにおける買い手リスクの顕在化
- M&A仲介業界への制度的な監視・規制の可能性
- 中小企業庁による「仲介資格制度」の整備(2026年施行見込み)
本件は、M&Aにおける「資金管理」「ガバナンス」「買収後の経営介入」の重要性を浮き彫りにしています。今後、類似したM&Aトラブルの再発防止に向けた制度整備が注目されます。
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