日本の広告業界で電通・博報堂に次ぐ規模を誇るADKホールディングス(ADK Holdings)は、2025年に入ってから複数のM&A・再編が発表され、業界構造に大きな変化が訪れています。本記事では、KRAFTONによる買収およびStagwellとのグローバル再編の全容と影響をわかりやすく解説します。
KRAFTONによるADK買収:75 0億円規模の大型案件
2025年6月、韓国のゲーム開発大手KRAFTON Inc.は、ADKの親会社を約75 0億円(約516百万ドル)で買収することで合意しました。KRAFTONは広告・アニメ制作に強みをもつADKを取り込むことで、ゲームだけでなくアニメ・IPを含むコンテンツ事業の国際展開を強化する狙いです。
ADKはBain Capitalの傘下にあり、非上場化されていましたが、KRAFTONへの売却により新たな成長パートナーとの協業が始まっています。2
Stagwellによる再編とADK Globalの統合
2025年初頭には、米国マーケティンググループStagwell(STGW)が、ADKのAPAC地区統括会社である「ADK Global」を買収しました。これにより、地域横断のマーケティングサービスを提供する新体制が構築されました。3
Stagwell傘下のAssemblyとADK Globalの統合により、AI/デジタル、クリエイティブ、メディア、コマースを統合した強力なパフォーマンス型エージェンシーがアジア・パシフィックで展開されます。
今後の展望と広告業界への影響
- 国際コンテンツ戦略の強化:ADKが保有するアニメやIP資産とKRAFTONのゲーム・グローバルネットワークの融合により、新たなクロスコンテンツ事業が構築される見込みです。
- APAC強化の布石:Stagwellとの統合により、ADK Globalは地域密着型のマーケティングエージェンシーとして再構築され、AI活用の高度メディアサービスを展開します。
- PB(マルチプラットフォーム)戦略:ゲーム・映像・広告を横断する体制強化により、ADKはコンテンツ制作から流通までを担う総合力を高める動きが注目されます。
- 投資ファンドの出口戦略完了:Bain CapitalからKRAFTONへの株式移転により、同ファンドはEXITを完了したとみられます。
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まとめ
ADKホールディングスは、**2025年6月のKRAFTONによる買収**と**StagwellとのADK Global統合**によって、大きな変革を迎えています。コンテンツIP・ゲームと広告領域を融合させる国際戦略が進行中で、**広告業界の再編とグローバル競争構造の変化**において重要な事例となっています。
広告代理店の枠を超えた新たな価値創造を目指すADKの動きは、今後も注目が集まるでしょう。